
とろけるようなクリーミーなチーズと、ぷりぷりのエビが絶妙に絡み合う、ブラジル・ナタリア発祥のバカレアウは、南米グルメ好きなら一度は味わいたい逸品です。
バカレアウとは?
バカレアウは、ポルトガル語で「バカレアウ(Bacalhau)」と書き、「タラ」を意味します。しかし、この料理に使われているのは生タラではなく、塩漬けのタラです。ナタリアはブラジルの北東部に位置し、豊かな海の幸に恵まれています。ここでは、新鮮な魚介類が豊富に獲れ、その中でも塩漬けタラは伝統的な食材として広く親しまれています。
歴史と起源
バカレアウの歴史は古く、ポルトガルの漁業と深く関係しています。15世紀にポルトガル人漁師たちが大西洋を航海する際に、長期間保存できる塩漬けタラを持ち歩いていました。この塩漬けタラは、ブラジルにも持ち込まれ、様々な料理に活用されるようになりました。ナタリアでは、塩漬けタラをクリーミーなチーズソースとエビで煮込んだバカレアウが、地元の人々に愛されています。
味と食感
バカレアウの魅力は、なんといってもその独特の味わい深さと絶妙な食感が調和することです。塩漬けタラは、じっくりと煮込むことで柔らかく、ほろほろとした食感に仕上がります。クリーミーなチーズソースは、タラの旨味を引き立てると同時に、まろやかな口当たりをもたらします。そして、ぷりぷりのエビがアクセントとなり、全体の味をさらに豊かにしています。
作り方
バカレアウのレシピは地域や家庭によって異なりますが、基本的な手順は以下の通りです。
- 塩漬けタラを水でじっくりと戻し、塩分を取り除きます。
- 玉ねぎ、ニンニク、パプリカなどを炒め、トマトペーストを加えて煮込みます。
- 水気を切った塩漬けタラを加え、さらに煮込みます。
- 牛乳や生クリームでクリーミーなチーズソースを作ります。
- 茹でたエビを加え、最後にチーズをたっぷりとかけて仕上げます。
バカレアウを楽しむポイント
バカレアウは、そのままでも十分に美味しいですが、バゲットやご飯と一緒に食べるとより一層美味しくいただけます。また、ブラジルの定番ビール「スケール」と合わせるのもおすすめです。
食材 | 説明 |
---|---|
塩漬けタラ | バカレアウの主役!じっくり煮込むことでほろほろとした食感に |
チーズソース | クリーミーで濃厚な味わいが、タラの旨味を引き立てます |
エビ | ぷりぷりの食感がアクセントに! |
玉ねぎ、ニンニク、パプリカ | 香り豊かに仕上げるための野菜 |
トマトペースト | 深みのあるコクを与えます |
まとめ
バカレアウは、ブラジル・ナタリアの伝統的な料理であり、その独特の味わいと食感は、一度食べたら忘れられない美味しさです。旅行の際には、ぜひともバカレアウを堪能して、ブラジルの食文化を体験してみてください。